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2026年11月6日

開発者の68%が毎日AIコーディングエージェントを使い、職場で一番入っているのはClaude Code(39%)になった — それでも僕は「AIに書かせる量」で人を見ない

ノートパソコンを使う会社員と、青く光るAIロボットのアイコンを描いたアニメ風イラスト。日本語のテキストAIは前提(AIは前提条件)が重ねられている。

こんにちは。K.Platinum代表の沼田です。

「あなたのチームで、AIにコードを書かせている人は何割いますか?」この数週間、そんな問いに答える調査が3本続けて出ました。JetBrainsの開発者調査、State of Devs 2026、そしてLAPRASのエンジニア調査です。

3つを並べて読むと、共通して見えるものがあります。「開発者がAIを使う」ことは、もう話題ではなく、前提になっているということです。

今日は、各調査の数字を紹介したうえで、「では、エンジニアの採用で何を見るのか」という話を書きます。

※3つの調査は、対象者も時期も違います(国際調査と国内調査が混ざっています)。数字を直接くらべるものではなく、「それぞれがこう言っている」という並べ方にしています。


JetBrains・State of Devs・LAPRAS:3つの調査の数字

3つの調査

まずJetBrainsの「Developer Ecosystem Survey 2026」です。世界のプロ開発者1万5,000人以上が対象で、2026年5月から7月に実施されました。

AIツールを週に1回以上使う人は90%、毎日使う人は68%です。職場で導入されているAIコーディングツールの1位はClaude Codeで39%。前年1月の18%から、倍以上になっています。

次にState of Devs 2026です。5,463人が回答していて、自分のコードの75%以上をAIに書かせている人が49%でした。最も多かった層は「約9割」で21%。一方で、0%と答えた人も9%います。

最後にLAPRASの調査です。国内のエンジニア279名が対象で、ほぼ毎日AIを使う人は91.8%。前回の調査から12.6ポイント増えています。

調査ごとに、聞いた人も時期も違います。それでも、「毎日使うのが普通」という方向は同じです。


AI利用が前提になると、「書かせた量」は評価の物差しにならない

これだけ使う人が多いと、「AIをたくさん使っている」ことは、能力の目印になりにくくなります。たとえば週1回以上使う人が90%なら、使っていること自体は9割の人に共通するからです。

State of Devsを見ても、AIに書かせる量はバラバラです。9割任せる人もいれば、ほとんど書かせない人もいる。どちらが優れているとは言えません。案件の性質や、お客様の要件によって、適した量は違うからです。

だから僕は、「どれだけ書かせたか」という量では、人を見たくないと考えています。


エンジニアに求めたい「読む・疑う・直す」:AIの出力を見極める力

量でなく見るもの

では、何を見るのか。僕が大事だと思っているのは、AIが出してきたものを前にしたときの動き方です。

ひとつめは「読む」こと。出力をそのまま受け取らず、何をしているコードなのかを、自分の言葉で理解しようとする。

ふたつめは「疑う」こと。このコードは、お客様の要件に本当に合っているか。境界の条件や、エラーのときの動きは大丈夫か。

みっつめは「直す」こと。違和感があったら、AIに指示し直すのか、自分で手を入れるのか。その判断ができる。

この3つは、AIの出力が速く、大量になるほど、重要になります。書く速さは、AIがいくらでも上げてくれます。その速さに、人間の確認が追いつかなくなることのほうが、現場では怖いからです。


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面接で聞きたいのは「AIの出力でおかしいと気づいた場面」

採用の面談では、「AIをどう使っていますか」という質問がよく出ます。僕も気になります。

ただ、もし聞くなら、「使っているか」よりも、「最近、AIの出力で『おかしい』と気づいた場面は何でしたか」のほうが、おもしろい話が聞けそうだと考えています。

その人が何を「おかしい」と感じたのか。どう確かめて、どう直したのか。そこには、技術の知識とお客様への想像力と、仕事への丁寧さが、全部出ると思うからです。


まとめ

JetBrainsの調査では毎日使う開発者が68%、職場で導入されているツールの1位はClaude Codeで39%でした。State of Devsでは、コードの75%以上をAIに書かせる人が49%。LAPRASでは、ほぼ毎日使う人が91.8%です。

調査の対象は別々ですが、「AIを使うのは前提」という流れは共通しています。

だからこそ、僕は量ではなく、「読む・疑う・直す」ができるかどうかに注目していきたいと思っています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


沼田海斗(ぬまた・かいと)
株式会社K.Platinum代表。


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