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2026年7月10日

朝は相談相手、昼は開発者──あるエンジニアの“ふつうで濃い”一日を追う

青とオレンジの抽象的な背景を背に、机に向かってノートパソコンを操作している人物のイラスト。そのそばにはコーヒーカップ、本、そして観葉植物が置かれている。.

株式会社K.Platinum 清水洋太


「エンジニアの一日って、ずっとパソコンに向かってコードを書いているんですよね?」——採用の面談で、よくこんな質問をいただきます。たしかに、ひたすら手を動かす時間もあります。でも実際の一日をのぞいてみると、想像よりずっと表情が豊かです。お客様の悩みに耳を傾ける時間、設計をじっくり考える時間、集中して作り込む時間、若手と一緒に振り返る時間——。この記事では、弊社で働くあるエンジニアの“ふつうで、でも濃い”一日を、朝から夜まで時間を追って紹介します。読み終えるころには、「ここで働く自分」の輪郭が、少しだけ具体的に見えてくるはずです。

9:30|通勤時間ゼロの朝から

弊社はフルフレックス・フルリモートが基本です。標準の勤務時間は9:30〜18:30ですが、コアタイムはありません。満員電車に揺られることも、朝の身支度に追い立てられることもなく、コーヒーを一杯淹れてデスクに座れば、それがこのエンジニアの一日の始まりです。早朝に集中したい人は早めに、夜型の人は少し遅めに——自分のリズムに合わせて一日を組み立てられるのも、フルフレックスの良いところです。

最初に開くのは、メールでも開発ツールでもなく、チームのチャットです。前夜のうちに動かしていた処理の結果はどうだったか、レビュー待ちのコードはどれか、お客様から届いた質問はないか。フルリモートだからこそ、朝いちばんの「状況の見える化」を何より大切にしています。誰が今どんな作業を抱えていて、自分は今日どこに力を注ぐべきか。チャットをひと通り追いながら、頭の中の地図を15分ほどかけて描き直します。

弊社では「報告・連絡・相談」を、堅苦しいルールではなく、チームを滑らかに動かすための共通言語として捉えています。物理的に離れて働いているからこそ、たったひとことの共有が、後々の大きな手戻りを防いでくれる。「これ、先に言っておいてよかった」という小さな積み重ねが、チーム全体の速さをつくります。派手さはありませんが、朝のこの時間は、その日いちばん効く投資かもしれません。頭の中に地図ができたら、いよいよ一日が動き出します。

11:00|午前は「相談相手」の顔で

午前の予定は、あるお客様とのオンライン打ち合わせです。テーマは、長らく紙とExcelに頼ってきた業務を、これからどう整理していくか。ここでこのエンジニアが心がけているのは、いきなり「では、システムを作りましょう」と切り出さないことです。

弊社のITコンサルティングは、提案から開発・リリースまでを一気通貫で支援します。だからこそ入り口では、技術の話よりも先に、業務そのものにじっくり耳を傾けます。どの工程で手間が膨らんでいるのか、誰がどんな順番で仕事を回しているのか、そもそもなぜその手順になっているのか。お客様自身もはっきりとは気づいていない「詰まり」を、対話のなかから一緒に見つけていきます。たとえば「毎週この転記作業に半日かけている」という何気ない一言が、実は一番の改善ポイントだった、ということも珍しくありません。この時間のエンジニアは、コードを書く人というより、業務の相談相手そのものです。

打ち合わせを終えたら、聞き取った内容をすぐに整理します。現状の業務フローを書き起こし、「ここを変えれば一番効く」という勘どころを見極めていく。一般的な業務コンサルティングが提案だけで終わり、システム会社が言われた通りの開発だけを請け負うのに対して、弊社は「業務整理→業務改善→システム化→AI活用」までを地続きで考えます。だから、午前に聞いたお客様の何気ない一言が、午後の設計にそのまま生きてくる。技術を「使うこと」が目的ではなく、あくまでお客様の困りごとを解くための手段。上流から関わることは、弊社のエンジニアにとって大きなやりがいのひとつです。

図版

14:00|午後は「開発者」の顔に切り替わる

昼を過ぎると、仕事の表情ががらりと変わります。午前に整理した課題を、いよいよ目に見える形にしていく時間です。画面の構成を考え、データの流れを決め、設計図を引き、そして手を動かし始めます。

ここで弊社らしいのが、生成AIの使いこなし方です。設計のたたき台づくりにはChatGPT、実際のコード生成にはClaude Code、書き上がったコードのレビューにはCopilot——というように、それぞれの得意分野に合わせて三段階で組み合わせています。AIに任せられる部分は思い切って任せ、人は「そもそも何を作るべきか」「この設計で本当にお客様の課題が解けるのか」という判断に集中する。役割をうまく分担することで、以前よりずっと速いスピードで形にできるようになりました。

ただし、速さそのものが目的ではありません。お客様の業務を深く理解しているからこそ、AIが出してきた案の筋の良し悪しを見抜けます。午前に「相談相手」として聞き込んだ内容が、午後の開発の精度をしっかり支えている。一日のなかで役割が何度切り替わっても、見つめているゴールはずっと一つです。「このお客様の困りごとを、最後までちゃんと解く」——そのために、相談する顔も、作る顔も、同じ一人のなかで自然につながっています。書いた機能が想定どおりに動いた瞬間の、あの小さな達成感も、この時間ならではの楽しみです。もちろん、一度でうまくいかないこともあります。そんなときは設計まで立ち戻って考え直す。その試行錯誤も含めて、ものづくりの面白さだと感じています。

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17:00|夕方は育て合い、夜は学び直す

夕方になると、若手エンジニアとのコードレビューの時間が入ります。弊社のOJTは、先輩が一方的に正解を教えるというより、一緒に画面を見ながら「なぜここをこう書いたのか」を対話していくスタイルです。ただ間違いを指摘して終わりにせず、その奥にある考え方ごと手渡す。教える側にとっても、言葉にして説明する過程で自分の理解が一段深まる、またとない機会になっています。

定時の18:30を過ぎたら、その日の仕事は基本的にそこで区切りです。残業はほとんどありません。だらだらと続けるより、しっかり休んで翌日に集中力を持ち越す方がいい——という考え方が、チームのなかで自然と共有されています。

そして週によっては、夜にオンラインの勉強会やLT(ライトニングトーク)会が開かれます。先週のテーマは「生成AIを使ったテストコードの書き方」でした。新しく試した技術を持ち寄ったり、最近うまくいかなかったことを正直に共有したり。参加は強制ではありませんが、「なんだか面白そうだから」と気づけば人が集まっています。20代のリーダーも多く、年次や肩書きに関係なくフラットに学び合えるのが、弊社らしい空気です。こうした夜の学びの時間が、翌日の仕事の引き出しを少しずつ増やしてくれます。

一日の“幅”が、毎日を面白くする

ここまで一日を追ってみて、いかがだったでしょうか。お客様の相談に乗り、課題を整理し、設計して手を動かし、若手と育ち合い、そして自分も学び直す。たった一日のなかにこれだけの表情があるのは、弊社が「業務の整理からシステムの開発まで」を一気通貫で手がけているからこそです。やれることの幅が広いぶん、毎日が単調になりません。そして弊社は、エンジニアが実力で正当に評価される環境を、本気でつくろうとしています。もし、ここで紹介したような一日に「自分も混ざってみたい」と少しでも感じたなら——その気持ちこそが、最初の一歩です。ぜひ一度、私たちのことを知りに来てください。


清水洋太(しみず・ようた)
株式会社K.Platinum所属。エンジニアが力を発揮できる環境づくりを大切にしている。


K.Platinumでは一緒に働くエンジニアを募集しています。「実力で正当に評価される環境」に興味がある方は、ぜひ採用ページをご覧ください。

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