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2026年10月22日

「まだ何もできません」と言う学生に、本物の課題を渡す ── K.Platinumがインターンを受け入れる理由

杖をついた高齢の男性と若い人が、方向を示す矢印のある黄色いプラットフォームの上に立っており、その向こうでは人々のグループが待っている。.

株式会社K.Platinum 清水洋太


「インターン生に、何を任せたらいいと思いますか」。他社の採用担当の方から、そう聞かれたことが何度かあります。私たちの答えはいつも同じです。簡単な雑用ではなく、本物のビジネス課題の一部を渡してください、と。K.Platinumは社員十数名の小さな会社ですが、毎年何人かの学生を受け入れ、実際のクライアントワークの入り口に立ってもらっています。秋は進路やインターン先を考える学生が増える季節でもあります。今日は、その現場で実際に何が起きているのかを、できるだけ具体的にお伝えします。

「議事録を取ってください」から始まる、最初の一週間

インターン生が最初に任されるのは、コピーやお茶出しではありません。実際のクライアント打ち合わせに同席し、議事録を取ることです。最初は言葉についていくだけで精一杯だったという学生もいます。業界特有の言い回し、社内の略称、決まっていないことをあえて決めずに進める会話のテンポ。すべてが初めてで、議事録を書き終える頃にはくたくただった、と後で笑いながら話してくれました。

けれど二週目に入ると、様子が変わってきます。議事録を整理しながら「この会議、結局何が課題だったんだろう」と自分なりに要約するように促すと、案外筋の通った整理をしてくる学生が多いのです。私たちの仕事は「業務整理→業務改善→システム化→AI導入」という一気通貫の流れが土台にあります。その一番最初の「業務整理」は、実は専門知識よりも、素直に話を聞いて構造化する力がものを言う工程です。だからこそ、まだ技術を知らない学生にも、早い段階から任せられる部分があります。

最初の一週間で「自分にもできることがある」と気づいてもらうこと。これがインターンの入り口として、私たちがいちばん大事にしていることです。逆に言えば、最初から「わかりません」と正直に言えることのほうが、上手に取り繕うことよりずっと価値があるとも伝えています。分からないまま話を進めてしまうと、後になって議事録全体の信頼性が揺らいでしまうからです。分からないことを分からないと言葉にできる人は、実はどんな現場でも重宝されます。

同じ会議に、大学生と現場のエンジニアが並んで座る

ある学生インターンが、製造業のお客様向けの業務改善提案に途中から加わったことがありました。すでに要件が固まりかけていた案件でしたが、彼女が議事録係として拾った「現場の担当者が会議の終わり際に何気なくこぼした一言」を、あとで読み返した先輩社員が「これ、実は本質的な課題を指しているのでは」と気づき、提案の方向性を修正した場面がありました。

学生本人は「自分が何かを変えたという実感はまだない」と話していましたが、隣に座っていた先輩は違う見方をしていました。専門知識で劣っていても、まっさらな視点でメモを取る人がいるだけで、チームは思い込みに気づきやすくなる。私たちが学生を単なる「見学者」として後ろの席に座らせるのではなく、会議の一員としてテーブルにつかせるのは、そうした理由からです。

教える側のつもりが、実は教えられている。そんな瞬間が、社内にはいくつも積み重なっています。年齢や経験の差よりも、「今どう思ったか」を率直に口に出せる空気のほうを、私たちは大事にしています。

会議のあとに「さっきのあれ、どういう意味だったんですか」と学生から質問が飛んでくることも珍しくありません。その場で丁寧に答えることで、結局は社員自身の理解も整理されます。教えることは、実は自分の仕事を見直す時間にもなっているのです。

図版

インターンから本選考へ ── 遠回りに見えて、いちばん確実な入り口

私たちのもとで学ぶ道は、実はインターンだけではありません。未経験からキャリアを描く「Ktech」「Kフリー」「GutsBootcamp」という三つのプログラミングスクールも運営しており、現役のエンジニアが実践的なカリキュラムを教えています。スクールの受講生がプロジェクトに関わるようになり、そのままK.Platinumへの入社を選ぶケースも珍しくありません。

回り道のように見えて、これがいちばん確実な入り口だと私たちは考えています。面接の数十分だけでは、その人が本当にどんな仕事の仕方をするのか、お互いに分かりません。逆に学生や求職者の側も、求人票の文字だけでは、フルリモートで裁量の大きい働き方が自分に合うのかどうか判断がつきにくいはずです。実際に一緒に手を動かす時間があるからこそ、双方が納得したうえで次の一歩に進めます。

書類選考から最短一週間という選考の速さも、実はこうした「事前に知り合っている」関係があってこそ成立している部分が大きいのです。初対面のまま短期間で判断するのではなく、すでに積み重ねた時間の分だけ、決断を早くできる。そう考えると、インターンやスクールで過ごす時間は、単なる準備期間ではなく、採用プロセスそのものの一部だと言えるかもしれません。

もちろん、インターンやスクールを経ずにいきなり応募してくる方も歓迎しています。ただ、もし進路に迷っていて「まず現場を見てみたい」という気持ちがあるなら、面接よりも先にカジュアル面談やスクールを試してみるという選択肢があることは、知っておいて損はないはずです。

「まずは話を聞いてみたい」という方は、エントリーの前にカジュアル面談で雰囲気を確かめてみるのもおすすめです。エンジニア募集中!詳しい条件を見る

十数名だからこそ、一人ひとりに時間をかけられる

K.Platinumの社員は十数名、平均年齢は27.5歳です。人数が少ないからこそ、インターン生や新しく入った人に対して、教育を特定の誰かに丸投げするということができません。会社として受け入れると決めた以上、その時々でプロジェクトに関わる社員が持ち回りで面倒を見ることになります。オンラインの勉強会やLT会も定期的に開いていて、学生も社員も同じ場に混ざって発表を聞くことがあります。

高専生の採用や高専プロコンへの協賛にも力を入れているのは、こうした「早い段階から一緒に学ぶ」関係を大切にしているからです。人数の少なさは教育リソースの少なさだと思われがちですが、私たちの実感はむしろ逆です。一人あたりにかけられる時間と関心は、大きな組織よりもずっと密度が高いと感じています。

フルリモートを基本にしているので、地方の学生でも東京のオフィスに来る必要はありません。画面越しであっても、議事録係として会議に混ざっている限り、距離はそれほど大きな壁にはならないというのが、これまで受け入れてきた実感です。

【まとめ・採用メッセージ】

学生時代に「まだ何もできません」と話していた人が、数年後には後輩の議事録を横で見ながら「ここ、たぶん本質的な課題だよ」と声をかける側に回っている。K.Platinumで働くというのは、そうした変化を間近で見届けられる環境に身を置くということだと思います。

肩書きや経験年数で線を引かず、今できることを一つずつ積み重ねていく。そんな環境で、実力に見合った評価を受けながら力をつけていきたいという方は、ぜひ一度私たちの話を聞きにきてください。インターンでも、カジュアル面談でも、入り口はどちらでも構いません。


清水洋太(しみず・ようた)
株式会社K.Platinum所属。エンジニアが力を発揮できる環境づくりを大切にしている。


K.Platinumでは一緒に働くエンジニアを募集しています。「実力で正当に評価される環境」に興味がある方は、ぜひ採用ページをご覧ください。

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