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2026年9月17日

「Javaが書けます」の次に、私たちが聞いている3つのこと ── K.Platinumの面接が、スキルシートの外側を見にいく理由

スポットライトを浴びた大きな履歴書のイラストと、その横で輪になって座っている人々のグループが描かれており、就職の面接や採用プロセスを連想させる。.

株式会社K.Platinum 清水洋太


求人票を開くと、必ず「求めるスキル」の欄があります。言語、フレームワーク、経験年数。応募を考えるとき、最初に自分と見比べるのは、きっとこの欄ではないでしょうか。「この技術は書いてあるけど、あの技術は触ったことがないな」と、そこで手が止まってしまう方もいると思います。

ただ、正直に言うと、私たちが面接でいちばん時間を使っているのは、その欄の話ではありません。では、スキル欄を確認し終えたあと、面接官はいったい何を聞いているのか。K.Platinumの場合、それは3つに絞られます。以下、その3つと、なぜそこを見るのかを書いていきます。

案件が始まる時点では、使う技術がまだ決まっていません

私たちの仕事は、お客様のビジネス課題に提案の段階から入り、業務の整理・改善からシステム化、リリース、その後の運用までを一気通貫で担当することが中心です。一般的に、業務コンサルは戦略提案まで、システム会社は開発から、と役割が分かれがちですが、K.Platinumはその境目をまたいで動きます。

この働き方には、採用の側から見ると一つのクセがあります。案件が始まる時点では、必要な技術が決まっていないことが珍しくないのです。

お客様が最初に持ってこられるのは、たいてい技術の相談ではありません。「この作業に毎月何十時間もかかっている」「担当者しか手順を知らない業務がある」といった、業務の困りごとです。そこから話を聞き、業務フローを描き、どこを直せば効くのかを見極めて、初めて「では、この部分をシステム化しましょう」という話になります。使う技術が決まるのは、そのあとです。

実際、設立から2年で20件を超えるプロジェクトに関わってきましたが、その中身は製造業のAI基盤構築、金融領域のクラウド基盤や認証まわり、業務システムの再構築、ECサイト関連の開発と、業界も技術も一つに揃いません。中心にあるのはJavaとAWS・Azureですが、周辺の技術は案件ごとに入れ替わります。

だからこそ、「この技術が書けます」という一点だけで採用を決めると、お互いにとって不幸なことになります。私たちがスキルシートを読むとき、注目しているのは「何ができるか」よりも、どうやってできるようになったのかのほうです。独学で始めたなら、どういう順番で学んだのか。詰まったとき、どうやって抜け出したのか。そこには、その人が次の未知にどう向き合うかが、そのまま表れます。

それでも、面接で必ず確認している3つのこと

とはいえ、何も見ていないわけではありません。職種や経験年数にかかわらず、私たちが必ず確認していることが3つあります。

1つめは、「わからない」を早く言えるかどうか。

フルリモートで働く私たちにとって、これは相性の問題ではなく、業務上の必須条件に近いものです。隣の席で手が止まっているのが見えない環境では、詰まっていることを本人が言葉にしない限り、誰も気づけません。面接では、答えに詰まる質問もあえてお聞きします。そこで「わかりません、ただ調べるならこう考えます」と言える方は、入社後もチームの中で安心して働けます。知ったかぶりをしないことは、勇気ではなくスキルだと思っています。

2つめは、課題の"手前"に興味を持てるかどうか。

「この機能を作ってください」と言われたとき、そのまま作れるのは大事な力です。ただ私たちの現場では、その一歩手前で「なぜこれが必要なんでしょう」と聞ける人のほうが、結果的に良いものを届けています。作らずに済ませたほうが早い、という結論に至ることもあるからです。面接では、過去の仕事について「なぜその判断をしたのか」を何度かお聞きします。技術の正しさではなく、判断の理由を聞きたいのです。

3つめは、一人で完結させようとしすぎないかどうか。

12名ほどの会社なので、一人が抱えるとその領域が丸ごと止まります。逆に言えば、途中で人を巻き込める方は、規模の小ささをそのまま強みに変えられます。「困ったときに誰かに聞くのは苦手ではないか」──この質問には、正解らしい答えを用意しなくて大丈夫です。

図版

エンジニア募集中です。 この3つに心当たりがある方は、K.Platinumの募集要項と働き方を見る。書いてある技術がすべて埋まっていなくても構いません。

応募から最短1週間。面接は試験ではなく、一緒に働く場面を想像する時間です

選考の流れは、書類選考、一次面接、最終面接、そして採用・契約締結です。面接はオンラインで完結し、応募から最短1週間ほどで結論をお伝えできる体制にしています。判断を早くしているのは、転職活動中の方の時間をできるだけ削りたいからです。何週間も結果を待つ状態は、それだけで消耗します。

面接そのものについては、「試験」というより「一緒に働く場面を、お互いに想像してみる時間」だと考えています。ですから、こちらから質問するだけでなく、聞いていただく時間も必ず取ります。実際によく聞かれるのは、こんなことです。

  • 一日の働き方はどうなっているのか(フルフレックスで、コアタイムはありません)
  • リモートで、質問はどうやってしているのか
  • 入社直後は、どんな仕事から始まるのか
  • 残業はどのくらいあるのか

こうした質問は、遠慮せずぶつけてください。入社してから「思っていたのと違った」となるのは、私たちにとってもいちばん避けたい結果です。気になることを面接の場で全部出し切っていただいたほうが、結果的にお互いのためになります。

まだ転職を決めきれていない段階の方には、カジュアル面談もご用意しています。選考ではないので、話を聞くだけで終わっても構いません。「今すぐではないけれど、どんな会社か知っておきたい」という理由での面談も歓迎しています。

未経験の方は「今できること」ではなく「3ヶ月後」で見ています

K.Platinumは、コンサルティングや開発と並行して、プログラミングスクールを3つ運営しています。つまり私たちは、未経験の方が学び始めて、書けるようになり、仕事として通用するようになるまでの過程を、日常的に間近で見ている会社です。

そこで実感しているのは、入り口の時点での差は、思っているほど後まで残らないということです。伸びていく方に共通しているのは、才能というより、詰まったときに投げ出さないことと、教わったことを次の日に試してみることでした。

ですから、経験の浅い方を見るときも、「今できること」を数えるより「3ヶ月後にどのあたりまで動いていそうか」を想像します。入社後は入社時研修と業務研修を用意し、OJTで先輩がつきます。オンラインでの勉強会や15分のLT会も定期的に開いていて、20代のメンバーがリーダーを務めている場面も普通にあります。

まとめ:スキル欄の外側で、一度話してみませんか

求人票に並ぶスキルの一覧は、私たちが「あれば助かります」と思っていることを書いた欄であって、応募していい人とそうでない人を分ける線ではありません。実際の現場で効いてくるのは、わからないと言えること、なぜを聞けること、人を巻き込めること──スキル欄には書ききれなかった部分のほうだったりします。

エンジニアが正当に評価される会社をつくりたい、というのが私たちの根っこにある思いです。そのためには、まず私たちが「その人をちゃんと見る」ところから始めなければいけないと思っています。

書いてある技術と自分を見比べて迷っている方こそ、一度お話ししましょう。スキル欄の外側にあるものを、ぜひ聞かせてください。


清水洋太(しみず・ようた)
株式会社K.Platinum所属。エンジニアが力を発揮できる環境づくりを大切にしている。


K.Platinumでは一緒に働くエンジニアを募集しています。「実力で正当に評価される環境」に興味がある方は、ぜひ採用ページをご覧ください。

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