株式会社K.Platinum PLATINUMLOG

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2026年8月27日

「働きやすさ」を、ちゃんと仕組みで ── K.Platinumの制度と、その裏にある考え方

歯車が敷かれたテーブルの上に球形の椅子を置き、その上で2人がノートパソコンを操作している様子が描かれた、中央にデスクがあり、近くに小さな植物が置かれた、ミニマルでモダンなワークスペースのイラスト。.

株式会社K.Platinum 清水洋太


求人票に並ぶ「フルリモート」「フルフレックス」「副業OK」。どれも魅力的な言葉ですが、いざ働き始めてから「思っていたのと、ちょっと違った」となるのは、転職でいちばん避けたいことだと思います。制度の名前だけが立派で、中身がともなっていない——そんな会社も、残念ながら世の中にはあります。

だからこの記事では、弊社K.Platinumの働き方を支える制度を、できるだけ正直にお話しします。どんな仕組みがあるのか、そして、なぜそうしているのか。私自身、制度は“あるかどうか”より“どう使われているか”のほうがずっと大事だと感じています。だからきれいごとだけにならないよう、実際のところを書いてみます。読み終わったときに「ここでなら、無理なく自分の力を出せそうだ」と感じてもらえたら嬉しいです。

少しだけ、理屈っぽい前置きをさせてください。心理学に「自己決定理論(Self-Determination Theory)」という有名な考え方があります。デシとライアンという研究者が提唱したもので、人が意欲的に、そして健やかに働き続けられるのは、「自律性(自分のことを自分で決められている)」「有能感(成長できている、力を発揮できている)」「関係性(周りとつながっている)」という3つの欲求が満たされているときだ、という理論です。このあと紹介する制度は、最初から狙って設計したというより、日々の困りごとに一つずつ向き合ううちに、結果としてこの3つを満たす形になっていました。時間と場所を自分で選べること、学びを支えて挑戦を任せること、離れていてもつながれること——順番に見ていきます。

「何時に働くか」は、あなたに委ねます

弊社はフルフレックス勤務で、必ず在席していなければならないコアタイムはありません。標準の勤務時間は9:00〜18:00の実働8時間としていますが、その日の予定や、自分がいちばん集中できる時間帯に合わせて、始業と終業を自分で調整できます。

集中の質は、人によっても、日によっても違います。朝の静かな時間に一気に進めたい人もいれば、夜のほうが頭が回るという人もいる。午前中にがっつり手を動かして、午後は打ち合わせと軽めのタスクにあてる、という組み立ても自由です。日中に少し時間をつくって、役所の用事や家族の送り迎えを済ませ、その分を別の時間に戻す——そんな働き方も、後ろめたさなくできます。急な通院やリフレッシュのための時間も、コソコソせずに取れる。そういう小さな余白が、結局は仕事の質を守ってくれます。

大切にしているのは「何時から何時まで席にいたか」ではなく、「どんな成果を出したか」です。時間で縛って安心するより、一人ひとりが力を発揮しやすいリズムを尊重したい。だから時間の使い方は、できる限り本人に委ねています。

じつは、この「在席した時間ではなく成果で見る」という発想は、私たちが編み出したものではありません。アメリカの家電量販大手ベストバイが2000年代に始めた「ROWE(Results-Only Work Environment)」という取り組みが有名で、いつ・どこで働くかは一切問わず、結果さえ出ていればいい、と割り切った働き方です。同社の本社では、導入後にチームの生産性が平均で2割ほど上がり、自己都合での退職も大きく減ったと報告されています。制度をそっくり真似したわけではありませんが、「席にいた時間を数えても、いい仕事は生まれない」という考え方は、弊社の時間への向き合い方とそのまま重なります。

休みについても、曖昧にはしません。完全週休2日制(土日祝休み)で、年間休日は123日。残業もほとんどありません。「自由だけど、気づけば際限なく働いている」——そんな“名ばかりの自由”にはしたくないからです。オンとオフの線をきちんと引けること。それが、長く走り続けるための前提だと考えています。

「どこで働くか」も、選ばなくていい

働く場所についても、考え方は同じです。弊社は原則リモートワーク。プロジェクトによって多少の変動はありますが、基本は全国どこからでも、自宅から第一線の仕事に関われます。都心に住んでいても、地方の実家に戻っても、働く場所のためだけに引っ越す必要はありません。家庭の事情でUターンやIターンを選んだとしても、キャリアをあきらめずに済みます。

とはいえ、「リモートは気合いでなんとかする」で片づけるつもりはありません。業務に使うPCとモニターは会社から支給します。出社が必要な場面のために、通勤手当(上限あり)も用意しています。リモートで安定して力を出すには、それを支える道具と環境が要る——そう考えているからこそ、根性論ではなく制度としてきちんと整えています。

もちろん、「一人で家にこもって孤独では」という不安もあると思います。だからこそ、オンラインでの相談やちょっとした雑談、後述する勉強会など、画面ごしでもつながれる場を意識してつくっています。距離が離れていても、困ったときにすぐ聞ける相手がいる。その安心感は、リモートで働くうえで思っている以上に大きいはずです。

場所に縛られないことは、単なる快適さの話ではありません。これまで通勤に奪われていた時間を、学びや家族との時間、しっかりした休息にあてられる。その小さな積み重ねが、日々のパフォーマンスにじわじわ効いてくる——そう実感しています。

図版

学びは、「自己責任」にしない

エンジニアの仕事は、学び続けることとほとんどセットです。技術は移り変わり、昨日の正解が今日も正解とは限りません。だからこそ弊社は、その成長を個人の頑張りだけに押し付けないようにしています。

まず、研修は段階に合わせて用意しています。入社時の研修にはじまり、実務に沿った業務研修、そしてビジネススキル研修まで。技術だけでなく、お客様の課題を捉えたり、チームで動いたりする力も、少しずつ身につけられるようにしています。資格取得のサポートもあり、OJTでは先輩が隣で伴走するように、一つひとつ丁寧に支えます。「見て覚えろ」で放り出すことはしません。未経験に近い状態で入ったメンバーにも、いきなり一人で抱え込ませることはしない。分からないことを分からないと言える空気を、研修とOJTの両輪でつくっています。

年次に関係なく挑戦できるのも、弊社らしさだと思っています。20代のリーダーも多く、「これ、やってみたいです」と手を挙げれば、任せてもらえる場面がたくさんあります。若いうちから責任のある仕事に関われることは、成長の何よりの近道です。

さらに、オンラインの勉強会やLT会も定期的に開いています。「最近こんな技術を触ってみた」を気軽に持ち寄れる場があると、学びが一人の作業で終わらず、チーム全体の財産になっていきます。新しい道具を取り入れることにも前向きで、生成AIのような技術も、現場でどう活かせるかをみんなで試しながら学んでいます。弊社のパーパスは「エンジニアを幸せにする」こと。その第一歩は、安心して学び続けられる環境をつくることだと信じています。

長く力を出せる、土台をつくる

華やかではないけれど、働き方や学びを根っこで支えているのが、生活の基盤です。社会保険は完備、健康診断も年1回きちんと実施します。服装は自由で、その日の気分や予定に合わせて選べます。副業も応相談で可能です。本業で得た知見を外で試し、その学びをまた本業に還元する——そんな循環も、むしろ歓迎しています。体調を崩したときに無理をさせない空気も含めて、「働き続けられること」をいつも大切にしています。

「いきなり応募するのは不安」という方のために、カジュアル面談も歓迎しています。まずは「どんな会社で、どんな人が働いているんだろう」を確かめる場として、気軽に使ってもらえたらと思います。募集職種や条件の詳細は採用ページにまとめているので、そちらものぞいてみてください。合否を決める場ではなく、お互いを知るための時間です。

これらの制度はどれも、「一時的に無理をしてがんばる」ためのものではありません。心身をすり減らすことなく、長く力を出し続けられること。その土台をつくることを、いつも意識しています。

おわりに:制度は、目的ではなく手段です

ここまで紹介してきた制度は、それ自体がゴールではありません。目的はあくまで、一人ひとりのエンジニアが自分らしく、気持ちよく力を発揮できること。そのための手段として、私たちは仕組みを整え、うまくいかない部分は少しずつ見直し続けています。制度は一度つくって終わりではなく、働く人に合わせて育てていくもの。完璧だとは言いませんが、みんなの声を聞きながらより良くしていく姿勢だけは、これからも変えないつもりです。

冒頭でふれた「自律性・有能感・関係性」も、それ自体を掲げたいわけではありません。あなたが働くなかで、自分で決められている、力を発揮できている、ひとりじゃない——そう自然に感じられる状態を、遠回りでも地道につくっていく。制度は、そのための手段にすぎません。

「自由に働ける」という言葉の中身を、ほんの少しでも具体的に感じてもらえたでしょうか。もし「こんな環境でなら、挑戦してみたい」と思ってくださったなら、ぜひ一度お話ししましょう。あなたがいちばん力を出しやすい場所を、一緒に見つけられたら嬉しいです。


清水洋太(しみず・ようた)
株式会社K.Platinum所属。エンジニアが力を発揮できる環境づくりを大切にしている。


K.Platinumでは一緒に働くエンジニアを募集しています。「実力で正当に評価される環境」に興味がある方は、ぜひ採用ページをご覧ください。

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